一人暮らしをすると、生活費の支払いやお給料などの振込のため、銀行口座が必要になりますよ。
でも銀行口座って無限にあって、『どんなモノを選んでいいかわかんない』『とりあえず家からイチバン近い銀行にしよう』と銀行口座を作ると生涯に渡って損をする可能性があります。
そこで、今回は、一人暮らし始めに損をしない楽天銀行を紹介します。
ぼく自身、もう何年も楽天銀行を使用してきました。
いままで、損した手数料を考えると最初から楽天銀行を使っておけばよかったと後悔しています。
そんなぼくが楽天銀行のメリットと、気になるデメリットについても詳しくご紹介します。
- 楽天銀行が良いって聞いたけど、実際どうなの?
- 具体的にどんなところがいいの?
- デメリットがあるなら知っておきたい
と感じてる方は、5分ほどで読めるのでメリットとデメリットを、確認した上で、開設を検討してみましょう!
そもそも楽天銀行とは?
楽天銀行は、楽天グループが運営するネット銀行です。
歴史は、2001年の創業から20年以上続いており長く、口座開設数は右肩上がりで増加し、2022年9月には1,300万口座を突破しました。
ネット銀行といえば楽天銀行という認識になっているぐらい人気だよね。
ネット銀行とは:対面の店舗を持たずにインターネット上での取引を中心とした営業を行う銀行のこと
人気の理由は楽天銀行の特徴でもある、「ハッピープログラム」という独自の制度があることです。
ハッピープログラムとは、楽天銀行の使用回数や残高に合わせて、取引手数料が無料になる制度になります。
ネット銀行の強みである人件費・固定費などを削減できることで
- 振込やATMの手数料が安い
- 普通預金や定期預金が好金利
など、一般的な銀行よりお得なサービスがハッピープログラムによって提供できます。
手数料も安く、最近ではスマホからATMが操作できることもあって、楽天銀行の口座は右肩上がりに増えている状態です。
一人暮らしで分かった楽天銀行のメリット
一人暮らしが感じる楽天銀行のメリットとしては
- 楽天カードの引き落としを楽天銀行にすると楽天市場のポイントUP
- ネット銀行ならではの手軽さ・便利さ
- 手数料優遇プログラムがあること
- 高還元率の楽天ポイントが還元される
- 楽天証券と紐付けでマネーブリッジするだけで0.1%になる
と一人暮らしでも、手間が少なくとオトクに利用できる点にあります。
それぞれ詳しく紹介していきますね。
楽天カードの引き落としを楽天銀行にすると楽天市場のポイントUP
楽天銀行が一人暮らしでオススメなイチバンの理由が、楽天銀行は楽天カード・楽天市場とも相性バツグンな点です。
楽天市場にはSPU(スーパーポイントアッププログラム)という制度があり、条件をクリアするとポイント還元率がアップします。
楽天カードの引き落とし口座として楽天銀行を指定するだけで、楽天市場でのポイント還元率が+1倍になります。
上手く楽天のポイントを使用することができれば、普通に買い物をするだけで、年間5万円近くポイントが戻ってくることも。
一度設定すればずっと適用されるので、楽天市場の楽天ポイントが貯まりやすくなります。
また楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にしておくと、引き落としがあった翌月は金利が2倍の0.04%になるのも嬉しい点です。
これだけ、ポイントついたら使わない手はないよね。
口座開設がカンタンでネットで完結
楽天銀行の口座開設は、Webだけで手続きできます。
地方の銀行みたいに、訪問する手間も平日の昼間しか対応してくれないこともないので、カンタンです。
スマホやパソコンから24時間365日いつでもどこからでも口座を作れます。
口座開設方法も
- 楽天銀行ホームページから必要事項を入力(3分程度)
- 本人確認手続き(2日〜2週間)
- IDと仮パスワードが記載された郵送物(ThankYouレター)が届く
- 指示に従い楽天銀行ホームページから初期設定
- 口座完了メールが届く
とカンタンです。
必要なモノも
- 運転免許証などの本人確認書類
- スマートフォン(アプリで開設の場合)
だけなので、すぐに開設することができます。
特に楽天銀行アプリから開設した場合は、最短翌営業日には口座が開設できます!
楽天銀行の口座開設と維持、また解約には手数料がかかりません。
他の銀行口座を作った際に無料で手間なく口座開設できるメリットは大きさを実感しました。
利用出来るATMが多い(土日でも手数料が無料になる)
一人暮らしの銀行口座を選ぶときには、利便性(ATM設置数の多さ)が大事です。
- 急にお金をおろしたいときに銀行が見つからない
- 地方銀行を利用していたが急な転勤・転職で引っ越すことになった
こんな場合はとても困りますよね。
その点、楽天銀行は全国約10万台のATMを利用することができます。
ゆうちょ銀行、みずほ銀行などのATMも提携しているので、コンビニにあるATMはほぼ使えます。
いままで、色々ば場所に住みましたが、使えなくて困ったことはありませんでした。
さらに嬉しいことに、楽天銀行は条件次第でATM手数料・他行振込手数料が無料になります。
三菱UFJ銀行などのメガバンクは、営業時間外や土日にATMを利用すると手数料がかかることが一般的です。
1回数百円程度ですが、頻繁に利用するとかなりの痛手に。
楽天銀行はそんな手数料を気にせずATMを利用できます。
ハッピープログラムで各種手数料が安くなる
特徴でもご紹介したように楽天銀行には独自のハッピープログラムという優遇制度があります。
ハッピープログラムとは楽天銀行の手数料・ポイント還元優遇サービスのことで
- 毎月25日終了時点での預かり残高と取引回数のいずれか多い方でステージ判定
- 翌月1日から手数料やポイント還元率の優遇が受けられる
条件をクリアすると最大でATM手数料が月7回、他行振込手数料は月3回まで無料になります。
ネットで調べるとATMの月の利用回数平均は1〜3回の方が半分以上だとか。
もし月に2回ATMを利用する場合、手数料が220円だとして月440円、年間で5,280円になります。
ATM手数料だけで飲み会に1回行けちゃうくらいお得になるね!
新社会人になると、振込をおこなう機会も増えるので、手数料が安い銀行を選ぶことも大切です。
高還元率の楽天ポイントが還元される
楽天銀行は、銀行口座として使用するだけで楽天ポイントが貯まります。
しかも、かなりの高還元率です。
他の楽天サービスと連携して条件をクリアすれば、還元率が数倍になるのでさらにお得です。
ポイント還元対象の取引は
- 給与・賞与・年金の受取
- 他行口座との間の振込による入出金
- ATMでの入出金(手数料がかかる場合のみ)
- 口座振替
- Pay-easy(ペイジー) など
があり、銀行口座として使っているだけで、ポイントが還元されます。
超低金利の時代に、毎月お金代わりにポイントを返してくれる楽天銀行が手放さなくなりました。
楽天証券と紐付けでマネーブリッジするだけで金利が0.1%になる
楽天銀行は普通預金の金利が0.02%となっています。
金利とは:銀行に預けることでもらえる利息。この場合、自分が銀行に預けている総額から、年金利を掛け算することで算出できる
普通預金の金利は一般的な銀行で0.001%のところが多いので、20倍という好条件です。
さらにお得なことに楽天証券と連携してマネーブリッジに登録すると、なんと0.1%まで優遇を受けられます。
マネーブリッジとは:楽天銀行と楽天証券の口座を連携させる設定
この優遇金利は楽天証券で投資などを行わなくてもマネーブリッジの設定をするだけで適用されます。
楽天証券の口座を持っている方は必ず設定を忘れずに、まだ作ってない方は、ぜひ一緒に楽天証券口座も作りましょう。
ペイオフに対応している
『楽天銀行が潰れてしまったら、預けていたお金はどうなるの⁈』『ネット銀行ってカンタンに潰れたりしないの?』
そんな不安もありますよね。
楽天銀行はペイオフに対応しており、楽天銀行は元本1,000万円までとその利息を保証しています(※外貨預金を除く)。
ペイオフとは:破綻した金融機関に変わり、預金保険機構が預金者に預金を一定額まで払い戻す制度
ネット銀行だから危険ということはなく、一般の銀行と同じペイオフの仕組みが出来ているのも、楽天銀行を安心して使えてるいる点になっています。
楽天銀行のデメリット
ここからは、楽天銀行を作る・使う際に注意すべき、楽天銀行のデメリットについてご紹介していきます。
- 店舗相談ができない
- 年金や社会保険料の口座振替に未対応
- 楽天サービスを利用しない場合はメリットの殆どを受けることができない
楽天銀行のデメリットは上記3点です。
デメリットのほとんどが、楽天サービスに関わることだから、楽天のサービスを使わない方には、楽天銀行はオススメできないよ!
店舗相談ができない。
楽天銀行は実店舗がないので、何かあったときに窓口で相談できないというデメリットがあります。
その代わりカスタマーセンターが問い合わせ対応をしてくれるので、店舗に行く手間がないメリットにもなるので、慣れたら問題なく使いこなせます。
ただし電話は混雑していて全然つながらない!なんて声が楽天銀行で調べると挙がっています。
ぼく自身も口座のことで電話問い合わせしたら、10分ほど待つことになりました。
緊急時以外は、チャットやメールで問い合わせると時間をムダにしないコツになるので、上手く付き合って行きましょう。
年金や社会保険料の口座振替に未対応
楽天銀行は年金や社会保険料の口座振替に対応していません。
実店舗がないネット銀行では取り扱うことが難しく、ほとんどのネット銀行が対応できていません。
また給与口座をあらかじめ指定する会社もあります。
そういった場合には、楽天銀行のメリットであるSPUがアップしない可能性があるので、他の銀行を使う方がオトクになるケースがあります。
ただ給与口座にできなくても
- 一般的な銀行より金利が高い(利息が多くもらえる)ので貯蓄用口座にする
- 振込手数料が無料なので複数の銀行のハブ口座として使う
などサブ口座としても楽天銀行は優秀です。
楽天サービスと併用しないとメリットが減る
楽天銀行は楽天ユーザーだからこそメリットになる特徴が多いです。
楽天銀行の
- 楽天市場のお買い物がオトクになる
- 楽天証券とマネーブリッジすると金利が上がる
といったメリットは楽天のサービスを使う方にしか受けられません。
『auペイなどの他のオトクなサービス圏を利用している』『楽天サービスをあまり使わない・使う予定がない』方は楽天銀行はあまりオススメできません。
個人的には楽天サービスはあらゆる場面で手軽に利用できてポイント還元率も高いので手放せなくなっています。
特に一人暮らしを始めたばかりで経済圏を作っていないという方は、今後の事も考えて、楽天を使いはじめるのもオススメです。
条件次第では手数料が高くなることも
楽天銀行はハッピープログラムにより手数料が無料になりますが、条件をクリアする必要があります。
毎月25日終了時点でステージが判定されるので、月によって手数料無料回数が少なくなることも。
無料だと思ってATMを利用したのに手数料がかかることがありました。。。(泣)
それでも昔契約していた一般的な銀行よりは楽天銀行の方が手数料は安いのは間違いないです。
どうしても手数料は払いたくない!という方は、無意識でステージをクリアできるような仕組みをつくっておきましょう。
- 給与口座として楽天銀行を指定する
- 生活費の決済を楽天銀行や楽天カードに集約する
これだけでもステージはアドバンスト以上(ATMも振込も月1回手数料無料)になりやすくなります。
まとめ:一人暮らしで必須の楽天カードと相性バツグンの楽天銀行を開設しよう
楽天銀行は一人暮らしに必須の銀行だと僕は思っています。
楽天銀行は
- 口座開設も利用もネットでカンタン
- 利用できるATMが多い
- ハッピープログラムで手数料が安くなる
- 楽天証券と紐付けで金利0.1%と高金利に
- 一人暮らしで利用しやすい楽天市場のポイントがアップする
と大きなメリットがあり、その反面、デメリットとして
- 店舗相談ができない
- 引き落とし・給与口座として指定できないことがある
- 楽天サービスを利用しないと恩恵を受けにくい
- 条件をクリアできないと手数料が高くなる可能性がある
という点があり、楽天サービスを利用しない方にはオススメしません。
ただ、個人で食費・日用品・自分の好きなモノ購入する必要がある、一人暮らしの生活には楽天サービスをオトクに使かうのがオススメです。
楽天銀行も最短即日で口座開設できるので、ぜひ楽天銀行を活用してみてくださいね。
それでは、また次の記事で!ほなまた!
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