「一人暮らしを始めよう!」と物件を探し始め、ワクワクしているそこのあなた!
ワクワクした気持ちと同時に「初期費用って、結局いくら必要なの?」という大きな不安も抱えていませんか?
ネットで検索すると「初期費用は家賃の5〜6ヶ月分が目安」といった記事がたくさん出てきます。
その情報を鵜呑みにしてはいけません。
出てくる記事の多くは不動産関係者が書いたものであり、あなたに「それぐらいはかかるんだ」と思わせて、初期費用を高めに払ってもらうためにかかれていることが多いからです。
何も知らずにその記事を信じて、賃貸を契約しに行くと、普通にボッタクらます。
ドラこの記事は実際に10回以上、引っ越しで初期費用を払ってきた消費者の立場から記事を書いてるから、損しない記事になってるんだよね。
コツを知ることで、賃貸を借りるときの初期費用は、高くても家賃の3~4倍にすることができます。
これから新生活を始めるあなたが正しい、初期費用を目安を知ってもらい「お金の失敗」をしないためにこの記事を書きました。
10回引っ越し、15年一人暮らしをしてきた僕が初期費用のリアルをぶっちゃけます。
※下記実際に2024年12月に引っ越しをした際の交渉した結果の費用になります。





6万の家賃の部屋だったので、家賃のj3.5ヶ月分ぐらいで住めたよ!
みんなも節約できるように紹介していくのでぜひ一緒に進めて行こうね。
不動産屋やネットの情報を信じてはいけない理由


改めてにはなりますが、多くのサイトに書かれている「家賃の◯ヶ月分」という計算には、実は大きな落とし穴があります。
記事を書いてるのは、4~5ヶ月分のお金をもらう側の人たちが書いてる記事ということです。
不動産屋さんや不動産サイトは、部屋探しのプロではなく、部屋探しを手伝って、部屋を営業し、利益を最大化するプロです。
不動産屋さんなどが書いてる記事では金額を少し高めに記載されて当たり前の構造であることを理解しましょう。
【これだけで大丈夫!】本当に必要な初期費用の項目と目安金額を紹介
具体的に契約金の内訳を見ていきましょう。ここには、基本的に払うことが必要な費用のみを紹介しています。
10回交渉してきてわかったのは、賃貸の初期費用は家賃の2.5~3.5ヶ月分に初期費用は抑える事ができます。



家賃5万だったら、12万円~18万円ほどの金額だね。



もし他の記事通り5か月かかったら。、25万円かかるわけ、半額近くになるかもしれないと考えたら、大きな差になるよね。
記載以外の料金が上乗せされている場合は基本ボッタクリだから、気を付けてください。
ここから実際に自分もかかった金額や、国土交通省から調べて来た最低限必要な金額を紹介します。
<最低限必要になる初期費用>
| 項目 | 内容と目安 |
| 敷金 | 家賃の滞納や部屋の修繕に備える保証金。 家賃の0〜1ヶ月分。退去時に返還される可能性あり。 |
| 礼金 | 大家さんへのお礼のお金。家賃の0〜1ヶ月分。 返還されないので礼金なし部屋で探すのアリ。 |
| 仲介手数料 | 不動産屋に支払う手数料。0.5ヶ月以上だった場合は交渉。0円にもできる |
| 前家賃 | 入居する月の家賃。月の初めに入居なら1ヶ月分。 |
| 日割り家賃 | 月の途中から入居する場合の、その月の日割り家賃。 |
| 火災保険料 | 火事や水漏れに備える保険。年間1万円程度が目安。 交渉次第で自分で入ることもできる。 最安値で7000円などの保険も |
| 鍵交換費用 | 前の住人から鍵を交換する費用。1.5〜3万円程度が目安。 |
| 保証会社利用料 | 連帯保証人がいない場合に利用。初回に家賃の0.5〜1ヶ月分 or 年間1万円程度。 |



上記項目以外が、請求されているなら、【これの内訳って教えてもらえますか?】って聞いてみてね。
内訳を聞いた際にちゃんと答えてくれない場合、もしくはハッキリとした内容でない場合は、相見積もりをすることでやすくなることがほとんどだよ。
要注意!ボッタクリ・交渉可能な初期費用項目
以下の項目が見積もりに含まれていたら、要注意です。
「これは外せますか?」と必ず質問しましょう。断られても、なぜ必要なのか理由をしっかり聞くことが大切です。



実際に私が交渉し、外すことのできた項目や改善できた内容を紹介します。
| 項目 | 内容と注意点 |
| 仲介手数料(0.55ヶ月以上の場合) | 仲介手数料の基本は貸主と借主両者からあわせて、家賃の1.1倍しか請求してはダメ+片方からは家賃の0.55倍までしか請求しては行けないルールです。 |
| 24時間サポート | 鍵の紛失や水回りのトラブルに対応するサービス。火災保険や管理会社のサポートで十分な場合が多い。 大家さんがどうしても入ってほしいと依頼される場合もあるので要相談。 |
| 室内消毒料・害虫駆除費 | バルサンを焚く程度の簡単な作業なことがほとんど。 自分でやれば数百円。不要だと断固として伝えましょう。 |
| 簡易消火器代 | 小さなスプレータイプの消火器。ホームセンターならもっと安く買える。 |
| 書類作成費用 | 本来は仲介手数料に含まれるべきもの。請求されたら「何の書類ですか?」と確認しましょう。 |
| 事務手数料 | なんの事務手数料か本当に不明。 手数料込の仲介手数料なので絶対に交渉する箇所。 というよりこの請求してくる仲介業者は変えよう。 |
| 初回家賃保証会社使用料金 | 初回だけ異様に高く請求される場面も。 基本的に年間の料金で2万円~3万円が相場。 |
これらの不要なオプションを外すだけで、3〜5万円以上も初期費用が安くなるケースは珍しくありません。



国土交通省が賃貸に関する注意事項も記載してるので軽く確認しておこうね!


【初期費用を抑えたいときに大事にしたいポイント5選】


賢く初期費用を抑えるには、物件探しの段階から意識すべきポイントがあります。



今回は僕自身が今まで意識した璃、交渉することで節約できたポイントだけを紹介していくからみんなも勇気持って聞いて見てね。
1. 「家賃」が全ての基準になり、家賃を抑えることで初期費用を抑える
初めての一人暮らしでは相場が分かりません。知らないことで、相場より高い金額で家賃をかりてしまうことも・・・
相場がわからず、不動産屋さんの会話のまま、相場より高い家賃の物件を選んでしまうと、敷金・礼金・仲介手数料などは、全て「家賃」を基準に計算されています。
月々の家賃が5,000円違うだけで、初期費用は2〜3万円も変わってきます。
当たり前ですが、少しでも家賃が安い物件を選ぶことが、結果的に初期費用を最も効果的に抑える方法になります。
物件は一期一会だからこそ、相場感を知って自分の納得できる物件で高すぎるものを選ばない、努力が何よりも重要です。



相場なんて知る方法がないし、わからないよ。。。



実は市の名前と相場で検索するだけでちゃんと出るようになってるよ。
分からない方はHOMESの家賃相場ページで確認してみよう。


2. 「敷金ゼロ」より「礼金ゼロ」を最優先で探す
敷金は、部屋を綺麗に使えば返ってくる可能性がある「預け金」です。ですが礼金は返ってこない「捨て金」です。
- 敷金:退去時の原状回復に備えて預けるお金
- 礼金:大家さんへ返ってこないお礼金
同じ「家賃1ヶ月分」でも意味が全く違います。初期費用の負担を減らしたいなら、何よりも「礼金ゼロ」の物件を優先して探しましょう。



ほとんどのサイトで礼金なしを選択できるから、簡単に探すことできるよね。
3. 設備の充実度をチェックし、無駄な出費をなくす。


見落としがちですが、最初からついている設備の数で、生活はじめの費用は大きく変わります。
下記設備が基本ついてるところが多いですが、部屋によってはついていない場合もあるので確認した上で、家賃やその他費用を比較してもお得かどうかを考えましょう。
- エアコン付き: これがないと、購入費と設置工事費で5〜10万円の追加出費になります。
- 照明付き: 意外と忘れがち。全部屋にないと数千円〜1万円の出費に。
- ガスコンロ付き:ガスコンロがついていない場合、コンロが約2万円ほどかかる。
- インターネット無料: 月々4,000〜5,000円の通信費が浮きます。年間で見ると非常に大きいです。
- 水道代込み:月額2000~4000円ぐらいは一人暮らしでかかるので家賃込みになってる場合は計算しよう
- 収納:収納がしっかりしてることでハンガーラックの費用が抑えられます。
これらの設備が整っている物件は、初期費用だけでなく、入居後の生活費も抑えてくれます。



一度、家賃の安さに飛び付いて、エアコンなしの物件を選んだら想像よりエアコンの取り付け費用が高かったり取り外すときに大変だったりと、苦労したよ。
4. 引っ越し時期を調整して、家賃交渉やフリーレント物件を狙う


最近少し増えて来てるのがフリーレント物件です。
「フリーレント」とは、最初の1〜2ヶ月の家賃が無料になる物件のことです。
入居者が入りづらく空室が増える5~8月の間に、初期費用の前家賃を割り引いて物件を貸すことが増えます。



大家さんの立場でも空室でずっとおいてくより、いち早く入ってもらって空室埋めることのほうが大事だったりするんだよね。
自分の希望している物件がフリーレント物件だと非常に大きな節約になります。引っ越しのタイミングが合うなら積極的に狙いましょう。
もしタイミングをコントロールできるなら、あえて閑散期である5~8月に物件を探すことで、繁忙期より家賃やフリーレントの交渉がしやすくなります。
時期もコントロールして、ぜひ物件を探してみましょう。
5.不動産屋さんは平等でも同じでもない。相手の立場にたって理解して交渉しよう。
紹介してくれる不動産屋さんは味方で、不動産屋さんからしたらどの部屋に契約しても同じだと思っていませんか?
実は不動産屋さんは契約する物件で、手数料がかなり変わります。
大家さんが部屋が埋まりづらかったりなどする場合、広告費として不動産屋さんに払ったり、仲介手数料を多く支払ったりします。
また初期費用でボッタクリしてくるのも、大家さんではなく契約をする不動産仲介業者さんなことが圧倒的に多い。
不動産屋さんに惑わされずに相見積もりや交渉することが何よりの節約になることを忘れないようにしてほしいです。



仲介業者さんに依頼して大家さんと直接交渉したことで、家賃を値引いてもらえたりなどもアリました。



2年以上住むことや、物件の気に入った部分をちゃんとアピールして安心感を持ってもらった上で交渉したんだよね。もっと詳しく知りたい方は下記記事見てね


【まとめ:知識は最大の防御。賢く備えて、最高の新生活を!】


一人暮らしの初期費用は知ってるか知っていないかだけ、費用を変更することができます。
一人暮らしを15年してきて、10回以上引っ越しした結果から言えることは、正しい知識を持って準備すれば、無駄なお金を払うことなく賢く抑えることが可能です。
- 「室内消毒料」などの不要なオプションは、強い意志で断る
- 「礼金ゼロ」「設備付き」の物件を選び、見えない出費をなくす
- 設備の充実度を確認する
- 引っ越し時期を調整する
- 相見積もりなどを行い不動産屋さんに騙されない
言われるがままに契約するのではなく、この記事を参考に「これは何のお金ですか?」と堂々と質問できる準備をしておきましょう。
一人暮らしを始めるときのお金は本当に貴重です。
十分な予算と知識というお守りを持って、後悔のない、最高の新生活をスタートさせてください!
それではまたっ!!
コラム:本当の初期費用は契約金+引っ越し代+家具代で考える
今回の記事では賃貸を借りるときの初期費用をご紹介しました。
ですが、この記事だけで満足して欲しくありません。賃貸を借りるときの初期費用は、一人暮らしの本当に第一歩であり、始まりにすぎません。
なぜなら今回の記事では一人暮らしの費用で他にかかる「引っ越し代」と「家具・家電代」が全く考慮されていません。
本当の初期費用は、以下の3つの合計で考える必要があります。
- 賃貸の契約金(家賃の4.5〜6ヶ月分が目安)
- 引っ越し業者への支払い(3〜10万円が目安)
- 家具・家電、生活用品の購入費(10〜20万円が目安)
記載した初期費用にプラスして、引っ越し代と家具代を加えると、金額を抑えても合計で25〜40万円ほどかかります。
この記事を書いた理由にもなるのですが、不動産屋さんのサイトの記事などには、初期費用が高い上に家具や家電、今後にかかってくる金額をあまり考えて記載されていないものも多くあります。
引っ越しや家電などの一人暮らしを始める、総合的な金額を考えずに、部屋選びをすると後で地獄を見ます。



始めての一人暮らしに本当に後悔したんだよね。
今回の記事を読んでもらった方の中には【なぜこんなにも初期費用を抑えるのが大事なんだろうか?】や【部屋はいいところに住みたいからケチケチするよりも良い部屋を住みたいな】と感じる方も多いのではないでしょうか?
部屋の初期費用というのは、一人暮らしの始まりのお金でありまだまだこれからお金がかかる段階で、ここから更にお金がかかる。
とわかってると節約したくなりますよね。
この「総額」をイメージせずに部屋探しを始めると、痛い目を見ることになります。
あくまでも賃貸の契約は一人暮らしの始まりの一歩であることを理解のもと金額を抑えてつつ、賢く行動していこう。



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